色彩と住まい/色彩のはなし
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いろいろ な 色

Advance Ⅰ
空間に色を配る 其の壱

広くなったり 狭くなったり

いろいろ シミュレーション

広くなったり 狭くなったり
>>>#10
ま四角の部屋 で シミュレーション

長くなったり 短くなったり
>>>#11
せまい廊下 でシミュレーション
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色彩と住まい/色彩のはなし #10
いろいろ な 色
住まいの空間に色を配る
広くなったり 狭くなったり
 いよいよ 住まいの空間に色を配る。とは 云っても 住まいは色彩にあふれている。今回は ちょっとポイントを絞って 空間に色彩を加えると どんなことが起こるのか?CGでシミュレーションしてみよう。
さて まずは 白くて ま四角の部屋
いわゆる8帖間 約3.6M×3.6M 天井高さ2.4M を 手前の壁際から 椅子に座ったくらいの高さの目線で見たところ。

よくあるフローリングの床にしてみよう。フローリング 木材の色 も いろいろ ある。


床の色が違うだけでも 部屋の印象は変わる。
壁も天井も同じクロスなのだが 明るく見えたり 暗く見えたり 暖かみのある色に見えたり クールに見えたり 部屋の広さ 天井の高さ の見え方にも影響する。

色を配るということは 部屋の広さの感じ方 と 関係があるのです。

では 壁の色を変えてみると どんなふうに見えてくるのか?

同じく8帖の部屋。

全部 同じ色 の 壁 の 状態
正面奥の壁だけをダークな色彩とした。
どこか 違って見えるかな?
正面奥の壁 が 遠くなったように感じる。
部屋の奥行きが深くなったように見える。
正方形というより 縦長の部屋っぽい。
逆に 正面奥の壁だけが 明るいパターン
これは?どうかしら?
正面奥の壁 は 浮き出して見える。
部屋の奥行きが浅くなったように感じられる。
正方形というより 横長の部屋っぽい。
横から見ても
明るめの壁は 浮き出る。大きく見える。
つまり 近づいて見える。

暗めの壁は 小さく 遠ざかって見える。
部屋は その方向に 広がったように 感じる。
正方形の部屋が 伸びたり 縮んだり する。

いわゆる「アクセントクロス」「アクセントウォール」というもの。
どこを「アクセント」とするか? どんな「アクセント」とするか? で 効果は いろいろ

「アクセント」は濃いダークな色だけとは限らない。柄もあり いろいろ
 ま四角の部屋でも 壁の一部を別の色にすると 横長になったり 縦長になったり と 感じられる。
部屋を広く見せる効果が得られることがある。
では 「おまけ」で

天井の色 を 変えてみましょう。
あら まぁ
天井 が 高く なったように感じられる。
ブラックに近いと 天井の存在感 が なくなる。
梁下寸法の低いテナント店舗などでは おなじみの手法 その中にエアコンとかダクトとかごちゃごちゃが隠れてるから しっかり見上げないでね。と いうか 「天井」の色って あまり注目されない場合が多い。しかし 空間の捉え方に与える影響は なかなか大きい。
えっ天井が黒いのは ちょっと でも 浅めの色でも 柄の中に濃い色がところどころ入っているとか でも 効果あり。
住まいの空間に色を配る。第一段階として 空間に色彩を加えることで 色を考えることだけで 部屋が広くなるっ!という マル得情報でした。逆に云うと ぼぉっとして テキトーに色を決めちゃうと 住まい が 狭くなっちゃうかも?と いうコワイお話でもあります。
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色彩と住まい/色彩のはなし #11
いろいろ な 色
長くなったり 短くなったり
狭い廊下でシミュレーション
住まい には 広くなるの?いいじゃん!という場所だけとは限らない。

たとえば こんなところ

巾が狭く 細長い空間 である 廊下。

廊下が長く感じられたら 足取りは重くなる。
細く 長い 廊下
広くなるの?いいじゃん!と

突き当りの壁をダークなアクセントにしてみました。

突き当りの壁が 遠くに行っちゃった。
突き当りの壁 は 遠く感じる。

廊下は長くなったように見える。
えーっ?あそこまで歩くの?
では 逆に 突き当りが明るかったら
あら 近いのね
突き当りの壁 は 近づいて見える。

廊下は短く感じられる。
廊下の巾(はば)は?
片側だけ 色を配ってみると
サイドのアクセントで いくらか幅広に感じられる。

ドアも 単調な壁面にリズムを与えている。
細く長い廊下 このような解消法もある。
遠くに 広く感じられるだけが よいことばかりではない。どの空間を どの方向を広げ どの空間を どの方向を近づける と より快適なのか を 読み取りながら 色を配っていかないといけない。その空間が求められている役割 その壁の意味 ふさわしい天井の高さ 気にしなくてはいけないことは いろいろ ある。色を配ること は もう一度 空間を組みなおす=設計する意識 を 要する。
と 難しそうに云ってみました が 要は 「住まいの色彩 いろいろ 気にしてください!」と いうこと です。気にしたら その分 ちゃんと いいこと ありますよ。

ちょっと脱線ですが こんなこと も ある
突き当りが 明るい。

廊下の先に 光が差している
歩きたいのは どちらの廊下ですか?
そこまで 行ってみたい衝動に駆られませんか?
「サバンナ効果」という現象である。うっそうとしたジャングルを抜け 茂みの先 日の差すサバンナには おいしいもの 開放感 すてきなもの たくさん!行かなくちゃっ! という衝動を 私たち動物は 誰でも感じる。
色彩もまた 光の一現象である。
私たちが 住まいを感じるのは もちろん 視覚だけではない 時には 嗅覚や触覚も 味覚の記憶も 住まいの空間を考えるとき 気を配って より快適な 魅力的な住まいを模索したいものである。

今回は 住まいの空間に色を配ることで 空間の広さの捉え方に影響がある。ということをシミレーションしてみました。

せっかく確保できた広い空間 を 快適に ひろびろと感じられるように。

どうしても出来てしまう細長い空間や 用途上小さくなっている空間を 快適に また 魅力的であるように。

その先 光の射すところ 色彩を味方にするヒントを これからも探ろう。
以上 いろいろな色/色彩のはなし 応用実践 編 其の壱 でした。
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